県西

南足柄市の防災情報

神奈川県の西端にあり、面積は77.09km²です。北は山北町、東は開成町、南東から南は小田原市と箱根町、西は静岡県小山町に接しています。市域の7割が山地で、西が高く東が低い地形です。平野部は酒匂川の扇状地で、足柄平野の一部です。

もとにした計画
南足柄市地域防災計画 地震災害対策編・風水害等対策編・資料編令和8年3月修正(防災会議の議決 令和8年3月3日)
確認日
土砂災害警戒区域
184区域
土石流59・急傾斜地の崩壊124・地すべり1。うち特別警戒区域は161(土石流38・急傾斜地の崩壊123。県の告示図書の表から当サイトが数えた値で、市の計画の値と一致)。ほかに山北町にまたがり、山北町の番号で載る急傾斜地の区域が3(令和5年4月28日現在)
神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(南足柄市)、風水害等対策編 第1章第3節2 p.4
用意すること事業所・倉庫・現場と通勤・配送ルートが区域にかかっていないか、防災ハザードマップで確かめる
全壊(大正型関東地震・冬18時)
5,270棟
重複を考慮した値。半壊4,060棟(県 令和7年調査)。市の計画も同じ値を載せている
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.10、地震災害対策編 p.5
用意すること建物・設備の耐震性と、食料・飲料水等の備蓄を確かめる(地震災害対策編 第1章第4節2(2)ア p.7)
帰宅困難者(直後)
5,200人
通勤・通学者2,280人と観光客2,920人の合計(県 令和7年調査。各地震で同じ値)。市の計画も合計の5,200人を載せている
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51、地震災害対策編 p.5
用意すること「むやみに移動を開始しない」を基本に、安全に帰宅できるまで従業員や来訪者を建物内にとどめる手順と備蓄を決めておく(地震災害対策編 第4章第3節7 p.34、第5章第6節9(3) p.54)
断水(大正型関東地震・直後)
33,570人
1日後35,940人、4日後29,690人、30日後180人。復旧完了は29日後(県 令和7年調査。1日後の値は直後より多い)
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.60
用意すること従業員の飲料水・生活用水の備えを、断水が長く続く前提で見直す
富士山噴火の降灰
30cm以上
富士山火山防災マップによる市域の想定。溶岩流も最短7日以内に市域に到達すると想定されている
風水害等対策編 第7章第8節1 p.110
用意すること交通が止まった場合の出社・帰宅と、敷地内の火山灰の除去の段取りを決めておく(風水害等対策編 第7章第8節6(4) p.123)

自社の所在地で確かめる

このページは市全体の情報です。事業所・倉庫・現場の場所で何が想定されているかは、次の手順で確かめてください。

  1. 市の防災ハザードマップ(令和8年1月版)の地図面で、事業所の場所の洪水・内水の浸水の深さ、家屋倒壊等氾濫想定区域、土砂災害(特別)警戒区域を確かめる
  2. 同じマップの記事面で、河川ごとの想定の雨量と、避難情報の種類を確かめる
  3. Web版の「ミナミ・ナビ」でも防災ハザードマップを見られる(利用には注意事項への同意が必要)
  4. 土砂災害(特別)警戒区域の最新の指定は、神奈川県の告示図書と土砂災害情報ポータルで確かめる

拠点リスク確認で、自社の拠点を調べる住所を入れると、拠点ごとの地図と想定、確かめることをまとめて表示します。印刷して社内の資料にもできます。

南足柄市の自然災害リスクマップ

地図を準備しています

表示する想定
凡例洪水

洪水(想定最大規模)

  • 0.5m未満
  • 0.5〜3m
  • 3〜5m
  • 5〜10m
  • 10〜20m
  • 20m以上
  • アンダーパス・地下道
  • 浸水しやすい道路(市の資料)
  • 点線の縁は、位置が目安のもの

地図の上の「洪水」「内水」などを押すと、地図に重ねる想定が切り替わります。地図をクリックしても調べられます。入力した住所は、位置を調べるために国土地理院の住所検索に送られます。調べた地点の緯度・経度は、国土地理院・防災科学技術研究所の公開APIに送られます。当サイトには送られず、保存もしません。

事業所・倉庫・現場の場所を調べると、地震の揺れの確率と、洪水・土砂災害の想定をまとめて表示します。

南足柄市が公開しているハザードマップ洪水・内水・土砂災害

出典:「ハザードマップポータルサイト」(https://disaportal.gsi.go.jp/)の配信タイル(2026.09.26に利用)、 防災科学技術研究所「J-SHIS 地震ハザードステーション」(確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース、表層地盤)、国土地理院「浸水ナビ」をもとに当サイトが作成。 背景地図:OpenFreeMap © OpenMapTiles、地図データ © OpenStreetMap contributors。 地点の区分は、タイルの色から当サイトが読み取ったもので、国や自治体の判定ではありません。不動産取引の重要事項説明には使えません。

概要

事業所がまず確認すること

  • 市の地域防災計画(令和8年3月修正)は、県の令和7年3月の地震被害想定調査をもとに、都心南部直下地震・神奈川県西部地震・南海トラフ巨大地震・大正型関東地震を前提にしています。市内の震度は大正型関東地震で6弱〜7です。市は南海トラフ地震防災対策推進地域に入っており、臨時情報が出たときの企業の対応も計画にあります(記事「南海トラフ地震臨時情報が出たときの事業所の対応」)
  • 山地を中心に土砂災害警戒区域が184区域あります。平野部には酒匂川・狩川・要定川・洞川・内川の洪水浸水想定区域があります。富士山が噴火した場合は30cm以上の降灰と溶岩流の到達が想定され、市は火山災害警戒地域に指定されています
  • 国の道路冠水注意箇所の一覧に市内の箇所はありません。市の防災ハザードマップ(令和8年1月版)にもアンダーパスや冠水箇所の印はありませんでした

想定されている災害

  • 地震市の計画は、県の令和7年調査の地震のうち、市に最も影響を及ぼす都心南部直下地震・神奈川県西部地震・南海トラフ巨大地震・大正型関東地震を前提にしている。酒匂川水系の流域の一部に、液状化の可能性がある地域がある地震災害対策編 第1章第3節 p.4
  • 風水害酒匂川(24時間総雨量530mm)、狩川(364mm)、要定川(336mm)、洞川(340mm)、内川(341mm)の想定最大規模降雨で、洪水浸水想定区域と家屋倒壊等氾濫想定区域がある南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面・記事面、風水害等対策編 第1章第3節1 p.4
  • 風水害防災ハザードマップには、下水道や水路から雨水があふれる内水氾濫の浸水の深さも載っている。想定は1時間153mm以上の雨南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面の凡例・記事面
  • 土砂災害土砂災害警戒区域184区域(土石流59・急傾斜地の崩壊124・地すべり1)。うち特別警戒区域161区域(土石流38・急傾斜地の崩壊123。告示図書の表の特別警戒区域の指定年月日の欄が埋まっている行を当サイトが数えた)神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(南足柄市、令和5年4月28日現在)、風水害等対策編 p.4
  • 富士山噴火・降灰富士山の噴火では、市域に30cm以上の降灰と溶岩流の到達が想定されている。市は令和3年5月31日に火山災害警戒地域に指定された。箱根山は、市に影響する現象は想定されていないが、降灰の影響の可能性がある風水害等対策編 第7章第8節 p.110〜111
  • 津波市は内陸にあるため、津波の浸水は想定されていない地震災害対策編 第7章第1節 p.87
  • 停電・通信障害県の令和7年調査では、大正型関東地震で停電26,330軒(冬18時)。令和元年の台風第19号では、送電線への倒木等で200戸が停電し、矢倉沢浄水場の被害で6,925戸が断水した神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.67、資料編 13 災害履歴

業種ごとに見るべきところ

自社の業種を開いてください。

物流3項目
  • 県指定の第1次緊急輸送道路は、県道74号(小田原山北)の市内全線と、県道78号(御殿場大井)の開成町境〜県道726号交点です(資料編 9.1)
  • 市は風水害のとき、市営ヴェルミ立体駐車場(関本)を車両避難場所として開くことがある。高さ2m以下・幅2m以下・長さ4.9m以下・重量2.00tまでの車両が対象
  • 降灰時は、松田警察署が必要に応じて交通規制を行い、道路管理者が道路上の火山灰を除去するとされている(風水害等対策編 p.123)
製造3項目
  • 危険物等施設のある事業所は、施設の耐震化、緊急保安体制の確立、防災訓練、防災資機材の整備を行い、県の浸水想定区域図等に基づいて二次災害の防止に努めるとされている(地震災害対策編 p.28)
  • 市は市内の工場などと、飲料水の供給、避難所としての体育館の使用、ヘリコプターの離発着場、平常時の防災交流の協定を結んでいる(資料編 7)
  • 県の令和7年調査では、大正型関東地震で市内の停電26,330軒(冬18時)。止まると困る設備と非常用電源を洗い出す
介護・福祉3項目
  • 浸水想定区域・土砂災害警戒区域内で計画に名称と所在地が定められた要配慮者利用施設は、避難確保計画を作って市長に報告し、訓練を行ってその結果も報告する(風水害等対策編 p.22〜23・p.26)。対象の施設は資料編 6.3 に載っている
  • 富士山の火山災害警戒地域として、市が指定した避難促進施設(有床病院、入居型老人介護施設等)は、避難確保計画の作成・公表と訓練を行い、市長に報告する(風水害等対策編 p.113)。資料編 6.3 には溶岩流の到達区域にある施設も載っている
  • 要配慮者利用施設の管理者は、電気・水道等の停止に備えて飲料水・食料・医薬品類等の備蓄と非常用発電機等の整備に努めるとされている(地震災害対策編 p.18)
建設3項目
  • 土砂災害警戒区域は184区域(土石流59・急傾斜地の崩壊124・地すべり1)。山あいの現場や資材置き場が区域にかかっていないか確かめる
  • 市道の応急復旧は、協定に基づいて南足柄市建設業協同組合に要請するとされている(地震災害対策編 p.66)
  • 規制除外車両の使用者(医療機関、建設事業者等)は、災害対策に使う車両について、県または公安委員会(松田警察署)で確認の手続きをとる(地震災害対策編 p.66)
小売2項目
  • 南海トラフ地震臨時情報が出たとき、不特定多数の者が利用する施設は、出火防止措置などの施設点検を確実に行うとされている(地震災害対策編 p.92)
  • 県の令和7年調査では、直後の帰宅困難者5,200人のうち2,920人が観光客。市は道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を道路利用者向けの一時滞在施設として開くとしている(地震災害対策編 p.54)

地震

市の地震災害対策編(令和8年3月修正)は、令和7年3月の県の地震被害想定調査報告書をもとに、4つの地震を計画の前提にしています。被害は、火災の被害が最大となる冬・平日18時の条件で示されています。

図南足柄市で想定される被害(神奈川県 令和7年調査・冬18時)

都心南部直下地震神奈川県西部地震大正型関東地震

建物の全壊(棟)

事業所の建物・設備

都心南部直下地震0半壊 170棟
神奈川県西部地震140半壊 1,290棟
大正型関東地震5,270半壊 4,060棟

死者(人)

従業員・来客の安全

都心南部直下地震0重症者 0人
神奈川県西部地震0重症者 0人
大正型関東地震260重症者 80人

避難者(1〜3日目)(人)

従業員の生活と出勤

都心南部直下地震220うち避難所 130人
神奈川県西部地震1,830うち避難所 1,100人
大正型関東地震17,480うち避難所 10,490人

断水(直後)(人)

飲み水・トイレ・製造用水

都心南部直下地震520復旧まで 6日
神奈川県西部地震4,070復旧まで 8日
大正型関東地震33,570復旧まで 29日

停電(最大)(軒)

電気で動く設備・通信

都心南部直下地震10未満
神奈川県西部地震570
大正型関東地震26,330

都市ガスの供給停止(件)

熱源・空調・製造設備

都心南部直下地震10未満
神奈川県西部地震10未満
大正型関東地震10未満
表で見る
項目都心南部直下地震神奈川県西部地震大正型関東地震
建物の全壊(棟)0半壊 170棟140半壊 1,290棟5,270半壊 4,060棟
死者(人)0重症者 0人0重症者 0人260重症者 80人
避難者(1〜3日目)(人)220うち避難所 130人1,830うち避難所 1,100人17,480うち避難所 10,490人
断水(直後)(人)520復旧まで 6日4,070復旧まで 8日33,570復旧まで 29日
停電(最大)(軒)10未満57026,330
都市ガスの供給停止(件)10未満10未満10未満

棒の長さは、項目ごとに比べています。「10未満」は県の表で「*」(1以上10未満)とされているもの。数値は1の位を四捨五入した値です。参考扱いの元禄型関東地震・相模トラフ沿いの最大クラスの地震は載せていません。

神奈川県「地震被害想定調査報告書(令和7年3月)」資料1 市区町村別の被害(p.10・p.30〜37・p.39〜40・p.58〜61・p.67・p.64)

図南足柄市の断水の続き方(断水人口)
  • 都心南部直下地震復旧完了まで 6日
  • 神奈川県西部地震復旧完了まで 8日
  • 大正型関東地震復旧完了まで 29日
01万2万3万4万直後1日後4日後30日後都心南部直下地震・直後:520人都心南部直下地震・1日後:340人都心南部直下地震・4日後:90人都心南部直下地震・30日後:0人神奈川県西部地震・直後:4,070人神奈川県西部地震・1日後:2,290人神奈川県西部地震・4日後:1,190人神奈川県西部地震・30日後:0人大正型関東地震・直後:33,570人大正型関東地震・1日後:35,940人大正型関東地震・4日後:29,690人大正型関東地震・30日後:180人

飲み水だけでなく、トイレ・手洗い・製造や清掃に使う水が止まります。従業員の水の備えと、水が要る業務の止め方を、断水が上の日数続く前提で決めておきます。

表で見る
想定地震直後1日後4日後30日後復旧完了
都心南部直下地震520人340人90人0人6日後
神奈川県西部地震4,070人2,290人1,190人0人8日後
大正型関東地震33,570人35,940人29,690人180人29日後

神奈川県「地震被害想定調査報告書(令和7年3月)」資料1 市区町村別の被害(上水道の被害 p.58〜61)

図南足柄市の中の震度の広がり(神奈川県 令和7年調査)
都心南部直下地震5弱36%5強64%
三浦半島断層群の地震4100%
神奈川県西部地震5強70%6弱30%
東海地震5強100%
南海トラフ巨大地震5強96%
大正型関東地震6弱17%6強75%
元禄型関東地震参考6弱17%6強75%
相模トラフ沿いの最大クラスの地震参考6強74%726%

区内(市内)の250mメッシュ 1,087個(境目にかかるメッシュを除く)を、県の震度分布から当サイトが数えた割合です。場所ごとの震度は「自然災害リスクマップ」や拠点リスク確認で確かめてください。

神奈川県「地震被害想定調査(令和7年3月)」震度分布図(シェープ)、CC BY。当サイトが集計

図想定地震ごとの、市内の震度
想定地震
5弱5強6弱6強7
震度
大正型関東地震Mw8.2
震度6弱〜7
神奈川県西部地震Mw6.7
震度5弱〜6弱
南海トラフ巨大地震Mw9.0
震度5強〜6弱
都心南部直下地震Mw7.3
震度5弱〜5強

南足柄市地域防災計画 地震災害対策編 第1章第3節2(1)「想定震度」p.4(令和7年3月 神奈川県地震被害想定調査報告書に基づく)

  • 市の応急飲料水と食料の備蓄目標は、神奈川県西部地震の最大断水人口4,070人と最大避難者1,830人をもとに決められています(地震災害対策編 p.35)。
  • 大正12年の関東大震災では、死者189人、全潰2,148棟、半潰3,161棟の被害がありました(資料編 13 災害履歴)。
  • 市は、南海トラフ地震の防災対策を、神奈川県西部地震や大正型関東地震を踏まえた対策で対応するとしています(地震災害対策編 p.87)。
どちらの数値を使うか(編集部の考え方)市の計画は県の令和7年調査の数値を使っています。社内の想定も令和7年調査の数値を基準にし、資料名と年を添えてください。市は神奈川県西部地震を備蓄の目標の基準にしていることも、想定を決めるときの材料になります。

風水害・冠水

酒匂川と、その支川の狩川・要定川・洞川・内川の洪水、下水道や水路から雨水があふれる内水が想定されています。国の道路冠水注意箇所の一覧に、市内の箇所はありません。

図南足柄市の道路冠水注意箇所 0か所

国の資料には、南足柄市の箇所は掲載されていません。

国土交通省関東地方整備局「道路冠水注意箇所マップ【神奈川県】」令和8年6月1日作成

自治体独自の一覧は見つからず(2026年9月26日)

照合した資料:南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面の凡例と地図、記事面、地域防災計画 資料編 13 災害履歴

照合の結果をくわしく見る

市の防災ハザードマップ(令和8年1月版)の凡例には、アンダーパスや道路冠水の印がありません。地図には「過去に災害のあった箇所」の丸印がありますが、災害の種類は書かれていません。資料編の災害履歴にも、アンダーパスや道路の冠水の記録は見当たりませんでした。市は内水の浸水想定区域図を別には公表しておらず、内水氾濫の浸水の深さはハザードマップに重ねて載っています。隣接する市町の国の一覧の箇所では、山北町の御殿場線ガード(No.20)が市境から約1.4km、大井町の河原立体(No.19)が約2.8km、小田原市の箇所は約4km以上、箱根町の山崎(No.116)は約5km離れています。開成町の箇所は国の一覧にありません。

  • 風水害酒匂川(24時間総雨量530mm)、狩川(364mm)、要定川(336mm)、洞川(340mm)、内川(341mm)の想定最大規模降雨で、洪水浸水想定区域と家屋倒壊等氾濫想定区域がある南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面・記事面、風水害等対策編 第1章第3節1 p.4
  • 風水害防災ハザードマップには、下水道や水路から雨水があふれる内水氾濫の浸水の深さも載っている。想定は1時間153mm以上の雨南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面の凡例・記事面
  • 土砂災害土砂災害警戒区域184区域(土石流59・急傾斜地の崩壊124・地すべり1)。うち特別警戒区域161区域(土石流38・急傾斜地の崩壊123。告示図書の表の特別警戒区域の指定年月日の欄が埋まっている行を当サイトが数えた)神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(南足柄市、令和5年4月28日現在)、風水害等対策編 p.4
  • 津波市は内陸にあるため、津波の浸水は想定されていない地震災害対策編 第7章第1節 p.87
想定の前提と避難場所(4項目)
  • 酒匂川の洪水浸水想定区域は平成29年3月31日、狩川・要定川・洞川は平成30年7月27日、内川は令和元年8月30日に告示されています(防災ハザードマップ 地図面)。
  • ハザードマップの想定は、4河川以外の河川や水路、下水道からの氾濫と、想定を超える降雨を考慮していません(記事面)。
  • 令和元年の台風第19号では、明神ヶ岳で総雨量702mm、矢倉沢で644mmを観測し、住家の半壊5棟、床上浸水6棟、床下浸水29棟、道路被害22か所がありました(資料編 13)。
  • 令和6年の台風第10号では、板屋窪で総雨量417mmを観測し、塚原の土砂くずれで住家が一部損壊したほか、大雄町・三竹で道路に土砂が流入しました(資料編 13)。

帰宅困難者

市内を伊豆箱根鉄道大雄山線が通り、市内に6駅があります。令和6年度の市内6駅の乗客数は約2,637千人でした。計画は企業・事業所に、「むやみに移動を開始しない」という基本原則のもと、施設利用者が安全に帰宅できるまで建物内にとどめるよう求めています。

観光客の帰宅困難者(直後)

2,920人

県 令和7年調査。1日後は大正型関東地震で1,980人、都心南部直下地震で550人

神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51

通勤・通学の帰宅困難者(直後)

2,280人

県 令和7年調査。1日後は大正型関東地震で1,550人、都心南部直下地震で430人

神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51

帰宅困難者一時滞在施設

2施設

女性センターと道の駅「足柄・金太郎のふるさと」。発災後に開設の必要性や施設の状況を判断して開く。ほかに、帰宅困難者の受入れの協定を結んだ事業所がある

南足柄市「帰宅困難者一時滞在施設」のページ、資料編 7

図主な駅の1日平均の1日平均の乗降人員
大雄山駅(伊豆箱根鉄道)4,229人
和田河原駅(伊豆箱根鉄道)2,837人
相模沼田駅(伊豆箱根鉄道)2,484人
塚原駅(伊豆箱根鉄道)1,977人
岩原駅(伊豆箱根鉄道)1,395人
富士フイルム前駅(伊豆箱根鉄道)1,381人

伊豆箱根鉄道「2025年度 鉄道輸送統計〔1日平均各駅乗降人員〕」の大雄山線のうち市内の6駅 2025年度

帰宅困難者の受け入れ先(一時滞在施設など)

大雄山駅の近く

  • 女性センター(関本591番地1 ヴェルミ3 3階)

道路利用者向け

  • 道の駅 足柄・金太郎のふるさと(竹松1117番地1)

南足柄市「帰宅困難者一時滞在施設」のページ(2021年6月21日更新)、地震災害対策編 p.54

  • 伊豆箱根鉄道は、各駅の施設を活用するとともに、市の一時滞在施設等に利用者を誘導するとされています(地震災害対策編 p.54)。
  • 市は、豊玉香料株式会社 小田原工場と、帰宅困難者一時滞在施設としての使用の協定を結んでいます(平成29年3月28日、資料編 7)。
  • 市は住民用とは別に、観光客等の帰宅困難者用の応急食料を計画的に備蓄するとしています(地震災害対策編 p.35)。

地域防災計画が事業所に求めていること

計画の本文を要約しています。正確な文言は、記載箇所の原文で確認してください。

  1. 01日頃から、施設・設備の耐震性の確保、食料・飲料水等の備蓄、消火・救出救助等の資機材の整備に努め、従業員の防災訓練や研修を積極的に行う地震災害対策編 第1章第4節2(2)ア p.7(風水害等対策編 p.6 も同じ)
  2. 02地震対策の責任者を定めて従業員のとるべき行動を明確にし、地域住民・自主防災組織と連携して地域の防災活動に参加する体制を整える。燃料・電力等の供給不足への対応や、取引先とのサプライチェーンの確保などの事業継続上の取組を続ける同 イ p.7
  3. 03重要業務を継続するための事業継続計画(BCP)と、予想被害からの復旧計画の策定に努め、点検・見直しを行う同 ウ p.7
  4. 04災害が発生したときは、従業員等の安全を確保し、帰宅困難者にならないような措置をとる。地域住民・自主防災組織と連携して、情報の収集・伝達、消火、救出救助、応急手当、避難誘導を行う同 エ p.7
  5. 05豪雨や暴風で屋外の移動が危険なときは、テレワーク、時差出勤、計画的休業など、従業員等の不要不急の外出を控えさせる措置に努める風水害等対策編 第1章第4節2(2)オ p.6
  6. 06災害情報を集め、「むやみに移動を開始しない」という基本原則のもと、施設の安全を確認し、施設利用者が安全に帰宅できるまで建物内にとどめる。市は、企業等が従業員を一定期間事業所内にとどめるための水・食料・物資の備蓄、建物の耐震化、大型の什器・備品の固定を促す地震災害対策編 第5章第6節9(3) p.54、第4章第3節7(2) p.34(風水害等対策編 p.34・p.63 も同じ)
  7. 07南海トラフ地震臨時情報が出たときは、日頃からの備えを再確認して警戒レベルを上げ、できる限り事業を続ける。BCPを確認し、未策定なら策定に努め、輸送ルートの変更や燃料の満タン化など普段以上に警戒する措置を検討する地震災害対策編 第7章第3節6 p.92
  8. 08敷地内の火山灰の除去は、原則として土地所有者または管理者が行う風水害等対策編 第7章第8節6(4) p.123
  9. 09市内の一定の地区内の住民と、その地区に事業所を持つ事業者は、共同で地区防災計画の素案を作り、市防災会議に提案できる。市は自主防災組織に、地域内の事業所と連携するよう働きかける地震災害対策編 第2章第2節1(1)・(3) p.15(風水害等対策編 p.14 も同じ)

支援・確認先

BCPづくりに使える制度

  • 南足柄市 商工観光課

    南足柄市中小企業融資資金

    市内で1年以上同一事業を営む中小企業者等向け。運転資金1,000万円(500万円までは5年以内、500万円超は7年以内)、設備資金3,000万円(10年以内、2.8%変動)。運転資金の利率は1年超5年以内2.0%など(令和8年4月1日現在)。取扱金融機関はさがみ信用金庫南足柄支店・小田原第一信用組合南足柄支店。問合せは商工観光課(0465-73-8030)

  • 南足柄市 商工観光課

    セーフティネット保証制度の認定

    第4号は突発的災害(自然災害等)の場合の保証。融資を受けるには事業所の所在地の市町村長の認定が必要。市のページでは、現在市が認定を行っているのは第5号

  • 神奈川県

    BCP作成等支援専門家派遣事業

    県内に事業所がある中小企業者等に専門家を無料で派遣。原則3回以内(リスクファイナンス判断シートを使う場合は4回以内)。申込先は公益財団法人神奈川産業振興センター(045-633-5200)

  • 神奈川県

    BCP策定支援融資(中小企業制度融資)

    BCPの策定やBCPに基づく対策を行う中小企業者等が対象。融資限度額8,000万円(令和8年度 制度融資一覧表)

  • 中小企業庁

    事業継続力強化計画

    中小企業者等が防災・減災の事前対策に関する計画を作成し、経済産業大臣の認定を受ける制度

  • 南足柄市商工会

    南足柄市商工会

    市の計画では、市が行う商工業関係の被害状況調査と応急対策への協力、救助用物資・復旧資材の確保への協力を担う団体とされている(地震災害対策編 p.11)。市と生活必需物資等の供給の協定も結んでいる(資料編 7)。県が公表している事業継続力強化支援計画の認定一覧(2026年8月18日更新)には、南足柄市商工会の計画は載っていない。電話 0465-74-1346

南足柄市の確認先

南足柄市の家庭向けの防災の補助金

従業員の自宅の備えや、店舗・事務所と兼ねた建物の対策に使える制度です。対象になる人や建物の条件は制度ごとに違うので、制度の名前から条件と申請の流れを確かめてください。

出典:同じ運営者の家庭向けサイト「防災備蓄診断 神奈川県の防災補助金」(制度ごとに自治体の公式ページで確認。確認日 2026年9月23日、当サイトへの反映 2026年9月29日)。金額や受付期間は年度で変わるので、申請の前に自治体に確かめてください。

出典(22件)
  1. 南足柄市防災会議 令和8年3月南足柄市地域防災計画 地震災害対策編紙面の頁(PDFの頁は4多い)。p.2〜5・p.7・p.11・p.14〜15・p.18・p.28・p.34〜35・p.54・p.66・p.87・p.92
  2. 南足柄市防災会議 令和8年3月南足柄市地域防災計画 風水害等対策編紙面の頁(PDFの頁は4多い)。p.4・p.6・p.14・p.22〜23・p.26・p.34・p.63・p.110〜113・p.123
  3. 南足柄市防災会議 令和2年3月(令和8年3月 一部修正)南足柄市地域防災計画 資料編2.2 関係機関連絡先(PDF p.21)、6.3 要配慮者利用施設(PDF p.38〜39)、7 協定(PDF p.44〜47)、9.1 指定緊急輸送路一覧(PDF p.54)、13 災害履歴(PDF p.78〜80)
  4. 南足柄市防災会議南足柄市地域防災計画 修正経過
  5. 神奈川県 令和7年3月神奈川県地震被害想定調査 資料1 市区町村別被害想定結果一覧PDF p.10・p.51・p.60・p.67(南足柄市の行)
  6. 神奈川県 令和5年4月28日現在土砂災害警戒区域等告示図書(南足柄市)
  7. 南足柄市 令和8年1月(令和7年度改定)南足柄市防災ハザードマップ(令和8年1月版)地図面・記事面
  8. 国土交通省関東地方整備局 令和8年6月1日作成道路冠水注意箇所マップ【神奈川県】
  9. 南足柄市道路の補修依頼
  10. 伊豆箱根鉄道株式会社 2025年度の値2025年度 鉄道輸送統計〔1日平均各駅乗降人員〕
  11. 南足柄市 2021年6月21日更新帰宅困難者一時滞在施設
  12. 南足柄市南足柄市営ヴェルミ立体駐車場を風水害時における車両避難場所として活用します
  13. 南足柄市 2023年1月20日更新富士山ハザードマップが改定されました
  14. 南足柄市 2023年5月16日更新災害時の情報収集手段
  15. 南足柄市地域でつくろう!市民参加型防災マップ
  16. 南足柄市 令和8年4月1日現在中小企業融資制度
  17. 南足柄市 2024年8月29日更新セーフティネット保証制度とは
  18. 南足柄市商工会南足柄市商工会
  19. 神奈川県 2026年8月18日更新小規模事業者支援法に基づく「事業継続力強化支援計画」について
  20. 神奈川県BCP作成等支援専門家派遣事業
  21. 神奈川県 2026年4月1日現在令和8(2026)年度神奈川県中小企業制度融資一覧表
  22. 内閣府地区防災計画ライブラリ(関東)