県西

松田町の防災情報

神奈川県の西部、足柄上郡にある面積37.75km²の町で、東は秦野市、南東は大井町、西と北は山北町に接し、南西は酒匂川を境に開成町に面しています。酒匂川と川音川の扇状地に広がる松田地区と、丹沢大山国定公園を背にした山間の寄地区からなり、小田急線の新松田駅、JR御殿場線の松田駅、東名高速道路、国道246号が通ります。

もとにした計画
松田町地域防災計画(第1編・第2〜5編・資料編、別冊第1 南海トラフ地震防災対策推進計画、別冊第2 富士山火山避難計画)令和6年5月松田町国土強靱化地域計画令和3年3月
確認日
全壊(大正型関東地震・冬18時)
1,770棟
重複を考慮した値。半壊1,090棟(県 令和7年調査)。町の計画が使う県の平成27年3月の調査では全壊2,270棟
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.10、松田町地域防災計画 第2編 p.2-5
用意すること建物・設備の耐震性と、食料・飲料水、消火・救出救助の資機材を確かめる(松田町地域防災計画 第1編第1章6(2)① p.1-15)
停電(大正型関東地震・冬18時)
10,180軒
県 令和7年調査。神奈川県西部地震では30軒
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.67
用意すること止まると困る設備と、非常用電源・燃料の備えを洗い出す
土砂災害警戒区域
102区域
土石流58・急傾斜地の崩壊44。うち特別警戒区域73(土石流29・急傾斜地の崩壊44、県の告示図書の表から当サイトが数えた)。ほかに隣接市町にまたがり、相手側の番号で載る急傾斜地の区域が4(令和5年5月16日現在)
神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(松田町)
用意すること事業所・倉庫・現場と通勤・配送ルートが区域にかかっていないか、町の土砂災害ハザードマップで確かめる
富士山噴火の降灰(寄地区)
30cm以上(最大)
松田地区は最大20cm。溶岩流は、最大規模の噴火で噴火の7日後から57日の間に酒匂川沿いに町(おおむね東名高速の南側)に届く可能性がある
松田町富士山火山避難計画(別冊第2)p.1・p.5
用意すること降灰時は車での移動が難しくなるため、従業員の屋内退避と出社・帰宅の判断をBCPに入れる(松田町富士山火山避難計画(別冊第2)第3章7 p.42〜43)
通勤・通学の帰宅困難者(直後)
1,200人
県 令和7年調査。三浦半島断層群の地震(0人)を除く各地震で同じ値。ほかに観光客1,430人
神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51
用意することむやみに移動を開始しないことを前提に、従業員を事業所にとどめる手順と備蓄を決めておく(松田町地域防災計画 第1編第3章8(17) p.1-73)

自社の所在地で確かめる

このページは市全体の情報です。事業所・倉庫・現場の場所で何が想定されているかは、次の手順で確かめてください。

  1. 町の「ハザードマップ」のページで、洪水ハザードマップ(松田地区・寄地区)と、地区ごとの土砂災害ハザードマップを開く
  2. 事業所の場所の浸水の深さ、河岸侵食による家屋倒壊等氾濫想定区域、土砂災害(特別)警戒区域、避難所を確かめる
  3. 土砂災害(特別)警戒区域の最新の指定は、神奈川県土砂災害情報ポータルと県の告示図書で確かめる
  4. 国土交通省の「重ねるハザードマップ」でも、同じ場所の想定を重ねて確かめられる

拠点リスク確認で、自社の拠点を調べる住所を入れると、拠点ごとの地図と想定、確かめることをまとめて表示します。印刷して社内の資料にもできます。

松田町の自然災害リスクマップ

地図を準備しています

表示する想定
凡例洪水

洪水(想定最大規模)

  • 0.5m未満
  • 0.5〜3m
  • 3〜5m
  • 5〜10m
  • 10〜20m
  • 20m以上
  • アンダーパス・地下道
  • 浸水しやすい道路(市の資料)
  • 点線の縁は、位置が目安のもの

地図の上の「洪水」「内水」などを押すと、地図に重ねる想定が切り替わります。地図をクリックしても調べられます。入力した住所は、位置を調べるために国土地理院の住所検索に送られます。調べた地点の緯度・経度は、国土地理院・防災科学技術研究所の公開APIに送られます。当サイトには送られず、保存もしません。

事業所・倉庫・現場の場所を調べると、地震の揺れの確率と、洪水・土砂災害の想定をまとめて表示します。

松田町が公開しているハザードマップ洪水・土砂災害

出典:「ハザードマップポータルサイト」(https://disaportal.gsi.go.jp/)の配信タイル(2026.09.26に利用)、 防災科学技術研究所「J-SHIS 地震ハザードステーション」(確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース、表層地盤)、国土地理院「浸水ナビ」をもとに当サイトが作成。 背景地図:OpenFreeMap © OpenMapTiles、地図データ © OpenStreetMap contributors。 地点の区分は、タイルの色から当サイトが読み取ったもので、国や自治体の判定ではありません。不動産取引の重要事項説明には使えません。

概要

事業所がまず確認すること

  • 町の地域防災計画(令和6年5月)の被害想定は、県の平成27年3月の調査の値です。このページの図は県の令和7年調査の値なので、社内で使うときはどちらの資料の数値かを添えてください。町は南海トラフ地震防災対策推進地域に入っています(臨時情報が出たときの対応は記事「南海トラフ地震臨時情報が出たときの事業所の対応」で扱っています)
  • 松田地区の平地には酒匂川・川音川の洪水浸水想定区域が、山すその沢と寄地区には土砂災害警戒区域が広がります。寄地区を縦に通る県道710号は、土砂崩落で寄地区が孤立するおそれがあるとされています。事業所の場所を町の土砂災害・洪水ハザードマップで確かめてください
  • 町が注意を呼びかけているアンダーパスは、松田惣領の御殿場線架道橋下の1か所で、国の道路冠水注意箇所の一覧の No.67 と同じ場所です。大雨の日の通勤・配送ルートで、この場所を通るかを確かめてください

想定されている災害

  • 地震町の計画は県の平成27年3月の調査を使い、神奈川県西部地震・南海トラフ巨大地震・大正型関東地震の被害を示している。国の長期評価(平成27年4月)で神縄・国府津-松田断層帯は3つの断層帯に分けられ、神縄断層は活断層として扱われなくなった。国府津-松田断層帯は単独では震源断層にならず、相模トラフの海溝型地震の数回に1回の割合で活動すると考えられている。平山-松田北断層帯は、一つの区間として活動する場合にM6.8程度の地震が起こる可能性がある松田町地域防災計画 第2編第1章3・4 p.2-2〜2-5
  • 風水害酒匂川(流域の日総雨量530mm)と川音川(24時間総雨量353mm)の洪水浸水想定区域が松田地区に広がり、酒匂川と川音川の合流部では3〜10m未満の浸水も想定されている。寄地区では中津川(24時間総雨量335mm)と虫沢川(同355mm)の想定がある。河岸侵食による家屋倒壊等氾濫想定区域もある神奈川県 酒匂川・川音川・中津川・虫沢川の洪水浸水想定区域図(想定最大規模)、松田町洪水ハザードマップ(令和2年2月作成)、足柄上商工会ほか 事業継続力強化支援計画 別表1 PDF p.4
  • 風水害町は、松田地区は市街地全体が傾斜しているため、川の水位が上がらないかぎり雨水は滞留せずに排水されるとしている。一方で、地下や窪地、ふだんから水が流れ込み冠水する地形・道路・建物は、豪雨に備えた処置が必要としている。町の内水の浸水想定区域図は見当たらない松田町国土強靱化地域計画 p.12・p.25・p.39
  • 土砂災害土砂災害警戒区域102区域(土石流58・急傾斜地の崩壊44)。うち特別警戒区域73区域(土石流29・急傾斜地の崩壊44、告示図書の表で特別警戒区域の指定年月日の欄が埋まっている番号付きの行を当サイトが数えた)。計画は、寄地区を縦貫する県道710号が土砂災害警戒区域に隣接し、地震等で寄地区が孤立する可能性があるとしている神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(松田町、令和5年5月16日現在)、松田町地域防災計画 第1編第3章29 p.1-128
  • 富士山噴火・降灰富士山の降灰は、寄地区で最大30cm以上、松田地区で最大20cmとされている。令和3年3月の富士山ハザードマップ改定で、最大規模の噴火では溶岩流が噴火の7日後から57日の間に酒匂川沿いに町に届く可能性が示され、計画の表では避難対象が「7,674人/10,581人」とされている。富士山の積雪が50cmあった場合は、融雪型火山泥流が噴火の36分後に酒匂川沿いに町に届くとされている松田町富士山火山避難計画(別冊第2、令和6年5月)p.1・p.5
  • 停電・通信障害県の令和7年調査では、大正型関東地震で停電10,180軒(冬18時)。神奈川県西部地震では30軒神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.67

業種ごとに見るべきところ

自社の業種を開いてください。

物流3項目
  • 町内の第1次緊急輸送道路は、東名高速道路、国道246号、国道255号、県道72号(松田国府津)・77号(平塚松田)・712号(松田停車場)の各区間。第2次は県道72号の一部、県道710号(神縄神山)・711号(小田原松田)、町道12号線(地域防災計画 第1編 p.1-96)
  • 寄地区は山地で道が狭く、主な動線は南北を貫く県道710号に限られるとされている(国土強靱化地域計画 p.27)。寄地区への配送や現場は、道路が止まった場合の代わりの手段を決めておく
  • 東名高速道路の大井松田インターチェンジ(大井町)の出入台数は、令和6年度に1日平均14,557台(大井町 令和7年度統計要覧 p.52、資料:中日本高速道路(株)東京支社)
小売2項目
  • 足柄上商工会と町などの事業継続力強化支援計画は、酒匂川と川音川の合流部で3〜10m未満、市街の広い範囲で0.5〜3m未満の浸水が想定され、新松田駅前の商店街の小売業・飲食業に浸水の被害が想定されるとしている。JR松田駅を中心とする仲町商店街などでは、土石流の被害のおそれもあるとしている(別表1 PDF p.4)
  • 観光施設の管理者は、従業員に避難路の確保や安全確保の知識を提供し、発災時に観光客が適切に行動できるよう標識を設置するとされている。宿泊施設は観光客の安全の確保に努める(地域防災計画 第1編 p.1-40〜41)
建設2項目
  • 土砂災害警戒区域は102区域(土石流58・急傾斜地の崩壊44)で、うち73区域は特別警戒区域にも指定されている。山すその現場や資材置き場が区域にかかっていないか確かめる
  • 計画では、足柄建設業協会が、道路・橋梁の震災復旧、救出活動での重機・車両、応急仮設住宅の建設などに協力する団体とされている(第1編 p.1-12〜13)
介護・福祉1項目
  • 計画には要配慮者利用施設16施設が名前入りで載り、うち洪水浸水想定区域にかかる施設が7、土砂災害警戒区域等にかかる施設が4(当サイトが表の「区域該当」の欄を数えた)。区域内の施設の管理者は、避難確保計画の作成と避難訓練の実施が義務とされている(第1編 p.1-35〜36)
製造2項目
  • 危険物取扱所の管理者は、危険物の安全管理の徹底と防護施設の整備を担うとされている(第1編 p.1-12)。町は、工場・事業所等の自衛消防隊の組織と消防用設備等の充実強化を指導する(p.1-22)
  • 県の令和7年調査では、大正型関東地震で町内の停電10,180軒(冬18時)。止まると困る設備と非常用電源を洗い出す

地震

町の地域防災計画(令和6年5月)は、県の平成27年3月の地震被害想定調査にもとづき、神奈川県西部地震・南海トラフ巨大地震・大正型関東地震の町内の被害を「冬・平日午後6時」の条件で示しています。町の計画と国土強靱化地域計画には、町内の震度の幅は載っていません。

図松田町で想定される被害(神奈川県 令和7年調査・冬18時)

都心南部直下地震大正型関東地震

建物の全壊(棟)

事業所の建物・設備

都心南部直下地震10未満半壊 100棟
大正型関東地震1,770半壊 1,090棟

死者(人)

従業員・来客の安全

都心南部直下地震0重症者 0人
大正型関東地震80重症者 30人

避難者(1〜3日目)(人)

従業員の生活と出勤

都心南部直下地震230うち避難所 140人
大正型関東地震5,050うち避難所 3,030人

断水(直後)(人)

飲み水・トイレ・製造用水

都心南部直下地震590復旧まで 5日
大正型関東地震10,280復旧まで 9日

停電(最大)(軒)

電気で動く設備・通信

都心南部直下地震10未満
大正型関東地震10,180

都市ガスの供給停止(件)

熱源・空調・製造設備

都心南部直下地震10未満
大正型関東地震10未満
表で見る
項目都心南部直下地震大正型関東地震
建物の全壊(棟)10未満半壊 100棟1,770半壊 1,090棟
死者(人)0重症者 0人80重症者 30人
避難者(1〜3日目)(人)230うち避難所 140人5,050うち避難所 3,030人
断水(直後)(人)590復旧まで 5日10,280復旧まで 9日
停電(最大)(軒)10未満10,180
都市ガスの供給停止(件)10未満10未満

棒の長さは、項目ごとに比べています。「10未満」は県の表で「*」(1以上10未満)とされているもの。数値は1の位を四捨五入した値です。参考扱いの元禄型関東地震・相模トラフ沿いの最大クラスの地震は載せていません。

神奈川県「地震被害想定調査報告書(令和7年3月)」資料1 市区町村別の被害(p.10・p.30〜37・p.39〜40・p.58〜61・p.67・p.64)

図松田町の断水の続き方(断水人口)
  • 都心南部直下地震復旧完了まで 5日
  • 大正型関東地震復旧完了まで 9日
01万2万3万4万直後1日後4日後30日後都心南部直下地震・直後:590人都心南部直下地震・1日後:290人都心南部直下地震・4日後:0人都心南部直下地震・30日後:0人大正型関東地震・直後:10,280人大正型関東地震・1日後:37,790人大正型関東地震・4日後:32,970人大正型関東地震・30日後:10人

飲み水だけでなく、トイレ・手洗い・製造や清掃に使う水が止まります。従業員の水の備えと、水が要る業務の止め方を、断水が上の日数続く前提で決めておきます。

表で見る
想定地震直後1日後4日後30日後復旧完了
都心南部直下地震590人290人0人0人5日後
大正型関東地震10,280人37,790人32,970人10人9日後

神奈川県「地震被害想定調査報告書(令和7年3月)」資料1 市区町村別の被害(上水道の被害 p.58〜61)

図松田町の中の震度の広がり(神奈川県 令和7年調査)
都心南部直下地震5弱65%5強33%
三浦半島断層群の地震499%
神奈川県西部地震416%5弱52%5強24%
東海地震5弱80%5強20%
南海トラフ巨大地震5弱72%5強28%
大正型関東地震6強79%714%
元禄型関東地震参考6強79%714%
相模トラフ沿いの最大クラスの地震参考6強73%727%

区内(市内)の250mメッシュ 509個(境目にかかるメッシュを除く)を、県の震度分布から当サイトが数えた割合です。場所ごとの震度は「自然災害リスクマップ」や拠点リスク確認で確かめてください。

神奈川県「地震被害想定調査(令和7年3月)」震度分布図(シェープ)、CC BY。当サイトが集計

平成27年3月調査との比較を見る
図被害想定の比較 平成27年3月調査と令和7年調査

平成27年3月調査(市の計画のもと)令和7年調査冬・平日18時の条件。令和7年調査の全壊・半壊は重複を考慮した値

全壊(棟)

大正型関東
2,2701,770

半壊(棟)

神奈川県西部
210160
南海トラフ巨大
6060
大正型関東
1,0801,090

死者(人)

大正型関東
11080
表で見る
項目想定地震平成27年3月調査令和7年調査
全壊(棟)大正型関東2,2701,770
半壊(棟)神奈川県西部210160
半壊(棟)南海トラフ巨大6060
半壊(棟)大正型関東1,0801,090
死者(人)大正型関東11080

松田町地域防災計画 第2編 p.2-5「被害想定調査結果」、神奈川県地震被害想定調査 資料1(令和7年3月)p.10・p.35

くわしい数値と前提(4項目)
  • 2つの調査は時期も手法も異なるため、差をそのまま被害の増減とは読めません。
  • 県の令和7年調査の表(資料1 p.60)では、大正型関東地震の1日後の断水人口(37,790人)が直後(10,280人)より多く、町の人口(令和5年12月1日現在で10,460人。計画 p.1-6)も上回っています。断水の図は県の表の値のまま示しています。
  • 関東大震災では、町で死者20、全半壊885の被害があり、松田地区では90%の家屋に被害があったとされています(国土強靱化地域計画 p.17)。
  • 町に津波による浸水は想定されていません(計画 p.2-6)。
どちらの数値を使うか(編集部の考え方)町の地域防災計画の被害想定は県の平成27年3月の調査です。社内の想定は、最新の県の値として令和7年調査を基準にし、資料名と年を添えてください。寄地区に拠点や現場がある場合は、揺れに加えて土砂崩落による孤立も想定に入れてください。

風水害・冠水

松田地区では酒匂川と川音川、寄地区では中津川と虫沢川の洪水が想定されています。町がアンダーパスとして注意を呼びかけているのは、国の道路冠水注意箇所の一覧にもある御殿場線架道橋下の1か所です。

図松田町の道路冠水注意箇所 1か所
  • No.67松田惣領1156-7地先(御殿場線架道橋下)町道 町道5号線

国土交通省関東地方整備局「道路冠水注意箇所マップ【神奈川県】」令和8年6月1日作成

自治体の資料と照合済み(2026年9月26日)

照合した資料:松田町まちづくり課「大雨時はアンダーパスの冠水にご注意を」と位置図、松田町洪水ハザードマップ(松田地区・寄地区、令和2年2月作成)の凡例、松田町地域防災計画(令和6年5月)本文・資料編

照合の結果をくわしく見る

町は、町内のアンダーパスは1か所で、松田惣領1156-7地先(御殿場線架道橋下)としています。国(関東地方整備局)の一覧の No.67 と同じ所在地で、町の位置図の印(新松田駅の東、県立足柄上病院の南西の御殿場線の下)も国の一覧の座標と合っています。町の洪水ハザードマップの凡例には冠水箇所やアンダーパスの印はなく、地域防災計画と資料編にも冠水箇所・通行止め箇所の一覧はありません。隣接する市町の国の一覧の箇所では、大井町の河原立体(No.19)が No.67 の南東約0.8km、町境から約150〜200mの大井町側にあります。山北町の御殿場線ガード(No.20)と秦野市の平沢地下道(No.8)は町境から2.5km以上離れ、開成町・南足柄市には国の一覧の箇所がありません(当サイトが国の一覧の座標と国土地理院の住所検索から測った目安)。

問い合わせ先
松田町 まちづくり課 0465-84-1332
ほかの問い合わせ先町は、道路の冠水を見つけたらまちづくり課に連絡するよう呼びかけています。県道と県が管理する河川は神奈川県 県西土木事務所(0465-83-5111、道路の維持・管理は内線642〜650。松田町を所管)
  • 風水害酒匂川(流域の日総雨量530mm)と川音川(24時間総雨量353mm)の洪水浸水想定区域が松田地区に広がり、酒匂川と川音川の合流部では3〜10m未満の浸水も想定されている。寄地区では中津川(24時間総雨量335mm)と虫沢川(同355mm)の想定がある。河岸侵食による家屋倒壊等氾濫想定区域もある神奈川県 酒匂川・川音川・中津川・虫沢川の洪水浸水想定区域図(想定最大規模)、松田町洪水ハザードマップ(令和2年2月作成)、足柄上商工会ほか 事業継続力強化支援計画 別表1 PDF p.4
  • 風水害町は、松田地区は市街地全体が傾斜しているため、川の水位が上がらないかぎり雨水は滞留せずに排水されるとしている。一方で、地下や窪地、ふだんから水が流れ込み冠水する地形・道路・建物は、豪雨に備えた処置が必要としている。町の内水の浸水想定区域図は見当たらない松田町国土強靱化地域計画 p.12・p.25・p.39
  • 土砂災害土砂災害警戒区域102区域(土石流58・急傾斜地の崩壊44)。うち特別警戒区域73区域(土石流29・急傾斜地の崩壊44、告示図書の表で特別警戒区域の指定年月日の欄が埋まっている番号付きの行を当サイトが数えた)。計画は、寄地区を縦貫する県道710号が土砂災害警戒区域に隣接し、地震等で寄地区が孤立する可能性があるとしている神奈川県 土砂災害警戒区域等告示図書(松田町、令和5年5月16日現在)、松田町地域防災計画 第1編第3章29 p.1-128
想定の前提と避難場所(4項目)
  • 酒匂川の想定は流域の日総雨量530mm(平成29年3月31日指定)、川音川は24時間総雨量353mm(平成30年7月27日指定)です。寄地区の中津川は24時間総雨量335mm(平成30年7月27日指定)、虫沢川は355mm(令和3年10月8日指定)です(県の洪水浸水想定区域図)。
  • 避難の目安となる水位は、酒匂川(松田)で避難判断水位2.80m・氾濫危険水位3.80m、川音川(川音)で0.95m・1.80m、中津川(田代橋)で3.05m・4.20mです(計画 第3編 p.3-8)。
  • 町は、想定浸水深と風水害時に開設する予定の避難所を示す表示板を、町内各所の電柱に設置しています(町「想定浸水深表示及び避難所案内版を設置しました」)。
  • 昭和12年の梅雨前線では、町に517.7mmの豪雨があり、死者13人が出ました(国土強靱化地域計画 p.17)。

帰宅困難者

町の市街地は、小田急線の新松田駅とJR御殿場線の松田駅を中心に広がっています。町は、帰宅困難者の行動の基本原則である「むやみに移動を開始しない」ことを周知し、駅構外の帰宅困難者の避難誘導は周辺事業者等とも連携して行うとしています。

通勤・通学の帰宅困難者(直後)

1,200人

県 令和7年調査。三浦半島断層群の地震(0人)を除く各地震で同じ値。1日後は大正型関東地震で810人

神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51

観光客の帰宅困難者(直後)

1,430人

県 令和7年調査。三浦半島断層群の地震(0人)を除く各地震で同じ値。1日後は大正型関東地震で970人

神奈川県 地震被害想定調査 資料1 p.51

図主な駅の1日平均の1日平均の乗降人員
新松田駅(小田急)20,403人

令和7年度 松田町データ集 p.5「小田急線新松田駅 1日平均乗降人員の推移」(資料:小田急電鉄(株))の令和6年度の値。JR松田駅の値は町の資料に載っていない 2024年度

帰宅困難者の受け入れ先(一時滞在施設など)

町内(一時滞在施設)

  • 生涯学習センター
  • 萱沼・城山・宮地・田代・河内の各地域集会施設
  • 湯の沢児童センター

松田町地域防災計画 第1編第3章8(17)②ア p.1-73。帰宅の手段を失い、駅周辺や観光施設等で滞留して避難を希望する人に提供する

  • 町の国土強靱化地域計画は、帰宅困難者を生涯学習センターの観客席で一時待機させるとしています。一般の避難者を優先するため、計画どおりにならない場合もあるとしています(p.25)。
  • 駅構内の滞留旅客は鉄道関係機関が避難誘導を行います(計画 p.1-73)。
  • 町の観光客は、令和4年に寄地区の日帰り客201,895人、松田地区の日帰り客317,692人でした(計画 p.1-40)。休日には多くの観光客が訪れるとされています。

地域防災計画が事業所に求めていること

計画の本文を要約しています。正確な文言は、記載箇所の原文で確認してください。

  1. 01平時から、管理する施設・設備の耐震性等の確保、食料・飲料水等の備蓄、消火・救出救助等のための資機材の整備に努め、従業員の防災訓練や研修を積極的に行う松田町地域防災計画 第1編第1章6(2)① p.1-15
  2. 02災害対策の責任者を定めて災害時の従業員のとるべき行動を明確にし、地域住民・自主防災組織と連携して地域の防災活動に参加する体制を整える。災害時は、情報の収集・伝達、消火、救出救助、応急手当、避難誘導等を積極的に行う同 6(2)②③ p.1-15
  3. 03消防計画を作成する事業所や地域の安全と密接な関連がある事業所は、自主的な防災組織を編成し、防災訓練、従業員の防災教育、情報の収集・伝達方法の確立、避難対策、応急救護対策、地域の防災活動への協力などを行う第1編第1章 p.1-4
  4. 04町民の食料・飲料水等の備蓄は3日分を基準とし、大規模災害や火山災害を考えると1週間分を推奨する。従業員を事業所にとどめる場合の日数を見込んで備えておく第1編第1章6(1)① p.1-14(備蓄の日数は町民向けの記載)
  5. 05発災時は「むやみに移動を開始しない」という基本原則のもと、町は駅構外の帰宅困難者の避難誘導を周辺事業者等とも連携して行う第1編第3章8(17) p.1-73
  6. 06観光施設の管理者は、従業員に避難路の確保や安全確保の知識を提供し、施設内に標識等を設置する。宿泊施設は、それぞれの事情に即した防災計画を作り、防災訓練を行う第1編第2章11 p.1-40〜41
  7. 07南海トラフ地震臨時情報が出たときは、日頃からの地震への備えを再確認するなど警戒レベルを上げ、個々の状況に応じた防災対応をとったうえで、できる限り事業を続ける。大規模地震で明らかに従業員などの生命に危険が及ぶ場合は、それを回避する措置をとる。大規模地震に備えたBCPを確認し、未策定の企業は策定に努める別冊第1 南海トラフ地震防災対策推進計画 第2章4(1)(2) p.10
  8. 08企業は、災害時に果たす役割(従業員・顧客の安全、二次災害の防止、経済活動の維持、地域住民への貢献)を認識し、事業継続計画(BCP)や災害時行動マニュアルの作成、防災体制の整備、防災訓練などに努める別冊第1 第3章8(2) p.18
  9. 09浸水想定区域や土砂災害警戒区域内にある要配慮者利用施設の管理者等は、避難確保計画の作成と避難訓練の実施が義務とされている。町は計画の作成や訓練の実施を支援する第1編第2章9(5) p.1-35〜36
  10. 10町内の一定の地区の住民と事業者は、自発的な防災活動の計画を地区防災計画として定めることができる。作成の段階から町と調整する第1編第2章8(4) p.1-34

支援・確認先

BCPづくりに使える制度

  • 松田町 観光経済課 商工農林係

    松田町中小企業信用保証料補助金

    神奈川県の中小企業制度融資のうち経営安定資金融資を受け、神奈川県信用保証協会に払った保証料を、限度額5万円で補助する。町内で1年以上同じ事業を営み、町内に住所(法人は事業所)がある中小企業者などが対象。問合せは0465-83-1228

  • 松田町 観光経済課

    セーフティネット保証4号・5号の認定

    4号は、自然災害等の突発的事由で経営の安定に支障が生じている中小企業者向けに、信用保証協会が通常の保証限度額と別枠で保証する制度。利用には町長の認定が必要で、申請書類は観光経済課に出す

  • 神奈川県

    BCP作成等支援専門家派遣事業

    県内に事業所がある中小企業者等に専門家を無料で派遣。原則3回以内(リスクファイナンス判断シートを使う場合は4回以内)。申込先は公益財団法人神奈川産業振興センター(045-633-5200)

  • 神奈川県

    BCP策定支援融資(中小企業制度融資)

    BCPの策定やBCPに基づく対策を行う中小企業者等が対象。融資限度額8,000万円(令和8年度 制度融資一覧表)

  • 中小企業庁

    事業継続力強化計画

    中小企業者等が防災・減災の事前対策に関する計画を作成し、経済産業大臣の認定を受ける制度

  • 足柄上商工会

    足柄上商工会の事業継続力強化支援計画

    足柄上商工会と中井町・大井町・松田町・開成町の計画で、令和4年9月8日に県の認定を受けた(実施期間は令和9年3月31日まで)。経営指導の際にハザードマップを使って事業所の立地の災害リスクを説明し、小規模事業者の事業者BCPの策定を個別に支援するとしている。町の地域防災計画では、松田町商工振興会が町の被害状況調査と応急対策、救助用物資・復旧資材の確保に協力するとされている(第1編 p.1-12)。足柄上商工会の電話 0465-83-3211

松田町の確認先

松田町の家庭向けの防災の補助金

従業員の自宅の備えや、店舗・事務所と兼ねた建物の対策に使える制度です。対象になる人や建物の条件は制度ごとに違うので、制度の名前から条件と申請の流れを確かめてください。

出典:同じ運営者の家庭向けサイト「防災備蓄診断 神奈川県の防災補助金」(制度ごとに自治体の公式ページで確認。確認日 2026年9月21日〜2026年9月23日、当サイトへの反映 2026年9月29日)。金額や受付期間は年度で変わるので、申請の前に自治体に確かめてください。

出典(33件)
  1. 松田町防災会議 令和6年5月松田町地域防災計画 第1編 地域防災計画紙面の頁(PDFの頁は4多い)。p.1-4〜1-7・p.1-12〜1-15・p.1-22・p.1-34〜1-36・p.1-40〜41・p.1-73・p.1-96・p.1-128
  2. 松田町防災会議 令和6年5月松田町地域防災計画 第2〜5編(地震・風水害・火山・特殊災害対策計画)p.2-2〜2-6・p.3-8
  3. 松田町防災会議 令和6年5月松田町地域防災計画 資料編目次(冠水箇所の一覧がないことの確認)
  4. 松田町安全防災担当室 令和6年5月松田町南海トラフ地震防災対策推進計画(別冊第1)p.10・p.13・p.18
  5. 松田町安全防災担当室 令和6年5月松田町富士山火山避難計画(別冊第2)p.1・p.5・p.42〜43
  6. 松田町 令和3年3月松田町国土強靱化地域計画p.12・p.17・p.25・p.27・p.39
  7. 神奈川県 令和7年3月神奈川県地震被害想定調査 資料1 市区町村別被害想定結果一覧PDF p.10・p.35・p.51・p.60・p.67(松田町の行)
  8. 神奈川県 令和5年5月16日現在土砂災害警戒区域等告示図書(松田町)
  9. 神奈川県 平成29年3月31日指定酒匂川水系酒匂川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
  10. 神奈川県 平成30年7月27日指定酒匂川水系川音川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
  11. 神奈川県 中津川 平成30年7月27日・虫沢川 令和3年10月8日指定酒匂川水系中津川・虫沢川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
  12. 神奈川県 2025年12月26日更新河川の氾濫による洪水浸水想定区域図
  13. 松田町 2022年2月1日更新ハザードマップ(洪水ハザードマップ 令和2年2月作成、土砂災害ハザードマップ 令和4年1月発行)
  14. 松田町 2014年9月11日更新大雨時はアンダーパスの冠水にご注意を(位置図)
  15. 松田町 2021年5月21日更新想定浸水深表示及び避難所案内版を設置しました
  16. 国土交通省関東地方整備局 令和8年6月1日作成道路冠水注意箇所マップ【神奈川県】
  17. 神奈川県 2026年8月3日更新県西土木事務所
  18. 神奈川県 2025年11月20日更新道路の維持・管理(県西土木事務所)
  19. 松田町令和7年度 松田町データ集p.5「小田急線新松田駅 1日平均乗降人員の推移」
  20. 大井町 2026年3月25日更新令和7年度 大井町統計要覧 6.交通・運輸・通信(45)大井松田インターチェンジ出入台数 p.52
  21. 松田町 2025年10月5日更新防災・防犯情報
  22. 松田町 2021年4月1日更新防災アプリを登録しましょう!
  23. 松田町 2021年7月27日更新水害・土砂災害等に関するリンク先
  24. 松田町 2025年12月1日更新産業(中小企業補助制度・勤労者支援)
  25. 松田町 2024年6月11日更新「セーフティネット保証制度」について
  26. 神奈川県 2026年8月18日更新小規模事業者支援法に基づく「事業継続力強化支援計画」について
  27. 足柄上商工会・中井町・大井町・松田町・開成町 令和4年9月8日認定事業継続力強化支援計画 別表1〜3(足柄上商工会)別表1 PDF p.4(松田町の災害リスク)・p.12(事前の対策)
  28. 足柄上商工会足柄上商工会
  29. 神奈川県BCP作成等支援専門家派遣事業
  30. 神奈川県 2026年4月1日現在令和8(2026)年度神奈川県中小企業制度融資一覧表
  31. 松田町 2024年5月28日更新地区防災計画を作成しましょう!
  32. 松田町 2021年6月25日更新地区防災計画をご存知ですか(地区防災計画作成マニュアル)
  33. 内閣府地区防災計画ライブラリ(関東)